距骨下関節 ( きょこつかかんせつ、英:subtalar joint

 

・足の足根間関節の一つで、距骨後踵骨関節面踵骨後距骨関節面との間にできる顆状関節で、「日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。

「関節包は薄く独立するが、老人では距腿関節腔と通じることがある。」

 

       

以下は「日本人体解剖学」の解説文となる。

「踵舟関節、距骨下関節および距踵舟関節は跳躍運動の際、協同して働くので、それぞれ上跳躍関節および下後跳躍関節および下前跳躍関節ともいう。」

 ※上記の解説の「踵舟関節」は、おそらく「距腿関節」の誤りだと思われる。

 

 

また、「船戸和弥のホームページ」では以下のような解説になっている。

「距骨下関節は距骨体の下面の後踵骨関節面と、踵骨上面の後距骨関節面の間の関節である。両関節面は長軸を後内方から前外方に向けた楕円形で、その面が胆軸を中心とした円柱の一部のような曲面をなし、距骨の面が凹、踵骨の面が凸である。関節腔は独立し、関節包は関節面の近くをとりまき、その内、外、後側がやや強い。前部の補強線維は足根洞の後部で距骨と踵骨を結ぶ。すなわち、骨間距舟靱帯の後のものである。距腿関節の三角靱帯踵部と踵腓靱帯は距骨下関節の副靱帯としても働く」

足根骨

 

【 構成する骨 】

 

 

【 種 類 】

 

 

【 関連する靭帯 】

 以下は距骨下関節を補強する靭帯の一覧になる。「日本人体解剖学 (上巻) 」の「距骨下関節」の解説文では、外側距踵靭帯と内側距踵靭帯の2つの靭帯を挙げているが、「Wikipedia」では、それらの2つの靭帯に前・後距踵靭帯をプラスしている。また、骨間距踵靭帯も関節の安定に寄与していると思われるので、以下の5つの靭帯を挙げてみた。

1
lateral talocalcaneal ligament
2
medial talocalcaneal ligament
3
anterior talocalcaneal ligament
4
posterior talocalcaneal ligament
5
interosseous talocalcaneal ligament

 

【他の参考となるサイト】

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ(縦断面)

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ

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イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅴ

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