ma Visual Anatomy 視覚解剖学
 

尾 骨 ( びこつ、英:coccyx

 

 

 

 尾骨とは

  

 

 ■ 癒 合 ■

日本人体解剖学 (上巻) 」の「尾骨」の項では以下のような解説が見られる。(一部省略および改)

「 胎児期には9個の尾椎の原基が存在するが、胎児の成長と共に下方のものから次第に退化し、結局上方の3~5個の尾椎だけが残り融合してできた骨で、尾椎の数には個人差がある。」

 また、「Wikipedia」には以下のような解説が見られる。

「Most anatomy books incorrectly state that the coccyx is normally fused in adults. In fact it has been shown that the coccyx may consist of up to five separate bony segments(区分), the most common configuration(形状) being two or three segments.」

 

 ■ 形状/その他 ■

・全体としては逆三角形の形を呈する。

1

上 部

第1尾椎にあたる部分には椎骨としての特徴が残っていて、上方に突き出た2つの突起、いわゆる上関節突起にあたるものが尾骨角である。そして、その付け根から左右に短い横突起が観察できる。

2

それ以下

第1尾椎にあたる部分以外の突起は退化している。

 

・ 第1尾椎にあたる部分の下から第1尾椎神経が出るが、それ以下からは神経は出ない。

・ 仙骨と骨化(ossification)しない場合は、椎間円板を介して関節する。(仙尾関節

 

■ 区 分 ■

 「日本人体解剖学 (上巻) 」や「船戸和弥のホームページ」では特に区分的なものには言及していないが、「Wikipedia」では面や縁に関しての解説が見られる。以下、簡単に記してみた。

  

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前 面
後 面
骨盤(斜め前面)
骨盤(上面)
骨盤(後面)
骨盤(下面)
   
骨盤(正中断面)
   

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 「日本人体解剖学 (上巻) 」では「尾骨の筋」として以下の3つの筋を挙げている。

  

起始とする筋肉群
停止とする筋肉群
1
 大殿筋(外側縁)
1
 尾骨筋(外側縁)
2
 外肛門括約筋(尾骨先端)
2
 前仙尾筋(前面)
   
3
 後仙尾筋(後面)
 
4
 肛門挙筋(尾骨先端)

 

   

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 以下に尾骨に付着する靭帯を挙げたが、過不足が生じる可能性もある。

仙腸関節(2) sacrotuberous ligament 坐骨結節と尾骨、仙骨、下後腸骨棘を結ぶ
sacrospinous ligament 坐骨棘と仙骨・尾骨の外側縁を結ぶ
仙尾関節 (3)
ventral sacrococcygeus l. 仙骨と尾骨の前面を結ぶ
dorsal sacrococcygeus l. 仙骨と尾骨の後面を結び、浅・深に分かれる
lateral sacrococcygeus l. 仙骨尖の側縁と第1尾椎の横突起を結ぶ

その他(1)

interspinous ligament 椎骨の棘突起間を結んでいる

 

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 坐骨は仙骨と接合している。

1
sacrococcygeal joint
仙骨仙骨尖)⇔ 第1尾椎