前篩骨神経 (ぜんしこつしんけい、英:anterior ethmoidal nerve

 

 前篩骨神経は、第5脳神経(三叉神経)の第1枝である眼神経の枝の一つ。

 

【 経 過 】

日本人体解剖学 (上巻) 」には以下のような解説が見られる。

「前篩骨孔を通って頭蓋腔に入り、篩板をへて鼻腔に入り、(前篩骨神経の)鼻枝になる。鼻枝はさらに2部に分かれて、内鼻枝と外鼻枝となる。内鼻枝はさらに分かれて外側鼻枝と内側鼻枝となり、それぞれ鼻粘膜の外側部および鼻中隔部に分布する。外鼻枝は、鼻骨後面の篩骨溝を通り下方に行き、鼻骨と鼻軟骨との間で鼻背に出て皮膚に広がる。」