・概 要
 ・走 行
 ・枝/分布
 ・参考となるサイト

 

 

 

 以下が上顎神経の枝を表す図となる。

  

 

 

 
 
   

 

 眼窩下神経は、上顎神経の幹の直接の続きとして翼口蓋窩から眼窩に入り、眼窩底の眼窩下溝眼窩下管を通り、眼窩下孔を貫いて顔面に出る。

 

 

 

 眼窩下神経は、眼窩底の眼窩下溝を走行中に中上歯槽枝を出し、眼窩下管を通過中に前上歯槽枝を出す。そしてその他の枝は、眼窩下孔から顔面に出た後に分岐する。

 ※「日本人体解剖学 (上巻) 」では中および前上歯槽枝とも「眼窩下管内で分岐する」としている。

中上歯槽枝:middle superiro alveolar branches ■

「この枝は眼窩下溝のなかで眼窩下神経から分れ,はじめは特別な1つの小管のなかを走り,次いで上顎洞の外側壁の1つの溝のなかを下行し,後方は後上歯槽枝と,前方は前上歯槽枝と結合する枝をだし,その先きは細い枝に分れて2本の小臼歯とそれに属する歯肉の部分とに終る.」(Rauber-Kopsch解剖学

前上歯槽枝:anterior alveolar branches ■

「これは眼窩下孔の近くで眼窩下神経から分れ,上顎洞の前壁にある特別な1つの小管を通って歯槽縁にすすむ.ここで前上歯槽枝は1本の鼻枝Ramus nasalisを鼻腔へだしており,その残りが歯枝Rami dentalesであって,これは上顎の犬歯と切歯とにゆく.」(Rauber-Kopsch解剖学

 

 ※「Rauber-Kopsch解剖学」では後上歯槽枝も眼窩下神経の枝の1つとしている。

 

 

 以下は「Wikipedia」の解説文となる。

「After the maxillary nerve enters the infraorbital canal, the nerve is frequently called the infraorbital nerve. This nerve innervates (sensory) the lower eyelid, upper lip, and part of the nasal vestibule and exits the infraorbital foramen of the maxilla. There is a cross innervation of this nerve on the other side of jaw.」

 

【参考になるサイト】

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イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ

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