無漿膜野( むしょうまくや、英:bare area )

 

・無漿膜野以外の部分では、横隔膜肝臓腹膜によって自由に動けるようになっている。

         

肝臓(後面) 肝臓(下面) 肝臓(上面) 肝臓(縦断面)
   
肝臓(後面)
肝臓(下面)

 

以下は「 日本人体解剖学 の解説文となる。

横隔膜と肝臓は平滑な腹膜で自由に滑り動くようになっているが、後部のせまい領域では、両者が線維性結合組織によって密着して活動性に欠ける。肝臓表面のこの領域を無漿膜野(裸の領域Area nuda--腹膜に包まれていない--の意)という。
無漿膜野は前方へ細く張り出して肝鎌状間膜につづき、左右へ細く伸びて左三角間膜と右三角間膜になる。左三角間膜の端は、肝臓の左上端を横隔膜につなぐ索をなして線維付属(Appendix fibrosa hepatis)とよばれる

 

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