最上肋間静脈 ( 腕頭静脈に合流 )

 ( さいじょうろっかんじょうみゃく、 英 : highest/supreme intercostal vein )

 

 ・ 最上肋間動脈と同じ経路を走る伴行静脈となる。

 ・「 右側のものは奇静脈に、左側のものは副半奇静脈にはいることもある。」( 日本人体解剖学 )

 ■ 肋間静脈の合流 ■

 以下は肋間静脈の位置による合流の違いを簡単に表したものになるが、よく見られるパターンであり「変異」も多い。

1

第1肋間静脈

( = 最上肋間静脈 )

左右とも腕頭静脈( または椎骨静脈? Wikipedia )に合流する。
2

第2~第3( 又は第4 )肋間静脈

上肋間静脈 という共通幹を形成する。左上肋間静脈は左腕頭静脈に注ぐ。そして、右上肋間静脈は奇静脈に注ぐこともあり、場合によっては右腕頭静脈に注ぐ。

3
その他

右側のものは奇静脈へ、そして左側のものは半奇静脈または副半奇静脈へ注ぐ。

 「 左側で中位肋間のものは脊柱の前面を横切って独立して奇静脈にそそぐことも少なくない。」( 船戸和弥のHP

 

 

 

 以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。

「 The supreme intercostal vein ( highest intercostal vein ) is a paired vein that drains the first intercostal space on its corresponding side.
It usually drains into the brachiocephalic vein.[1] It can also drain into the superior intercostal vein, or the vertebral vein of its corresponding side. 」

【 語 句 】

intercostal space : 肋間隙   ・  brachiocephalic vein : 腕頭静脈  ・ superior intercostal vein : 上肋間静脈   ・ vertebral vein : 椎骨静脈 

 

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